the EYE
2歳の時に失明したマンは、20歳になり角膜移植手術を受け視力を回復する。病院でリハビリをする毎日だったが、ある夜、隣りのベッドに寝ているお婆さんが、黒い人影とともに病室を出ていくところを見つける。翌朝、看護婦にそのことを告げるが、すでにお婆さんは他界したことを知る。その時から、書道教室でマンだけを罵る恐ろしい形相の女性や足のない親子など、時々不可解な人物や出来事を見るようになるのだった。他人には見えない、マンだけが見える姿。そう、死者の姿が見えるのだった。心理療法士のワに打ち明けるが、ワは彼女を信じようとはしない。そんな時ある出来事が起こり、ワは彼女を信じ助けるようになる。だが、マンは自分だけが知らなかったある驚愕の事実に直面する。
- 公開日
- 2003年3月29日(土)
- 撮影
- デーチャー・スリマントラ
- 音楽
- オレンジ・ミュージック
- 製作年
- 2002
- 製作国
- 香港=タイ
- 原題
- 見鬼
- 上映時間
- 99
- INTRODUCTION
- The EYEは、香港・タイ合作で、実話をもとにつくられたホラー作品。2002 年 5 月公開後、1 ヵ月間だけで、中国語圏の映画としては史上最高の成績をあげ、その後タイ、韓国、シンガポール、マレーシア公開され、大ヒットを記録した。本作は、タイで実際に起こった角膜移植手術による事件をモチーフに描いたものであるが、あまりのリアルさと反響の大きさから、タイ赤十字センターが社会的影響を考慮して、「この映画はフィクションであり、実際の角膜移植にはこのようなことはない」と発表したというエピソードを持つ。監督は香港出身の双子の兄弟、オキサイド&ダニー・パン。初の共同監督作品『レイン』で、2000 年度トロント国際映画祭国際批評家連盟賞をはじめとする数々の賞を受賞し鮮烈なデビューを飾った。主人公のマンを演じるのは、歌手としても大きな注目を浴びているアンジェリカ・リー。2000 年の「擯榔(びんろう)売りの娘」ではベルリン国際映画祭最優秀新人賞を受賞した。心理療法士ワ・ローを演じるのは、2002 年香港アカデミー賞の新人賞にノミネートされたローレンス・チョウ。そして、本作は、リメイク権をトム・クルーズが取得したことでも全世界から注目されている。
- STORY
- 2 歳の時に失明したマンは、20 歳になり角膜移植手術を受け視力を回復する。病院でリハビリをする毎日だったが、ある夜、隣りのベッドに寝ているお婆さんが、黒い人影とともに病室を出ていくところを見つける。翌朝、看護婦にそのことを告げるが、すでにお婆さんは他界したことを知る。その時から、書道教室でマンだけを罵る恐ろしい形相の女性や足のない親子など、時々不可解な人物や出来事を見るようになるのだった。他人には見えない、マンだけが見える姿。そう、死者の姿が見えるのだった。心理療法士のワに打ち明けるが、ワは彼女を信じようとはしない。そんな時ある出来事が起こり、ワは彼女を信じ助けるようになる。だが、マンは自分だけが知らなかったある驚愕の事実に直面する・・・。
- CASTING
- ●アンジェリカ・リー(マン・ウォン) マレーシア出身。高校生の時、映画監督のシルビア・チャンに見出され、CM などに出演する。後に、台湾のロック・レコードと契約し 1996 年に歌手デビュー。映画デビュー作は 1999 年の「陽光警察」(SUNSHINE COPS)。2001 年にはリン・チェンシェン(林正盛)監督の「愛イ尓愛我」(BETELNUT BEAUTY)に出演。ベルリン国際映画祭最優秀新人賞を受賞する。 ●ローレンス・チョウ(心理療法士ワ・ロー) 香港生まれでバンクーバー育ち。バンクーバーでは数多くの歌唱コンテストで優勝。1998 年に台湾の BMG とレコード契約を結ぶ。映画デビューは 2001 年、オムニバス映画「戀愛起義」(HERO IN LOVE)の第 3 話目。これで大きな注目を集めるようになる。「MERRY GO ROUND」の好演でブレイクし、2002 年第 21 回香港アカデミー賞の新人賞にもノミネートされた。
- 配給会社
- クロックワークス